口腔機能低下症

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口腔機能を整えて
健康的なお口を目指す

加齢・病気・障がいなど様々な理由が重なることで、食べ物が噛みづらくなったり、
喋りにくくなったりすることがあります。
こういった症状は「年齢だから仕方ない」と思われがちですが、
実はトレーニングや生活習慣の見直しで十分改善することができます。
沼津歯科では、この口腔機能低下症の進行を防ぎ、
健康状態を維持するための検査と治療を行っています。

口腔機能が及ぼす健康への影響

5つの口腔機能(唾液・噛む・飲む・感覚・発音)

口腔機能低下症が
全身の機能に悪影響を及ぼす
噛む・飲み込む・発音など口腔機能が正常に働くには、唾液の分泌量と口周りの筋肉がスムーズに動くかどうかが重要なポイントです。加齢や病気などでこれらの機能が低下してしまうと、噛みづらさ・飲み込みにくさを感じることで食事にストレスを感じてしまう、選ぶ食材がやわらかいものに偏ってしまう、食欲がなくなる…そしてさらに全身の筋力が衰えてしまい、全身の健康に悪影響となってしまう可能性が潜んでいます。
昔と比べると現代人の食生活はやわらかい食事をとる機会が多く、しっかり噛む機会が減少していると言われ、若いうちから「噛む力」が低下しやすい環境にあります。身体の筋肉と同様に、口周りの筋肉も日常的に使わないと衰えるため、意識的なトレーニング・予防が大切です。
口腔機能が落ちると
陥りやすくなる身体への影響
  • 栄養の偏り・不足
  • 筋量や筋力の減少
  • 免疫や代謝の低下
  • 運動機能の低下
  • 食欲低下

高齢者の口腔機能の衰え
(オーラルフレイル)

「オーラルフレイル」の人が抱えるリスクは、身体的フレイルが2.4倍、サルコペニアが2.1倍、要介護認定が2.4倍、総死亡リスクが2.1倍です。調査開始時の年齢、性別、BMI、慢性疾患、抑うつ傾向、認知機能、住居形態、年収や喫煙習慣などの影響を考慮した値。要介護認定、総死亡リスクでは調査開始時のフレイルも考慮した値。

オーラルフレイルは老化の証
オーラルフレイルとは、噛む・飲み込む・話すといったさまざまな口腔機能が衰える状態を指し、早期にわかる大事な老化サインとされています。今ささいなことだったとしても、放置していると将来的な介護リスクが高まり、お口の機能低下が全身の健康にも影響を及ぼします。
表を見ていただくとわかる通り、オーラルフレイルの人は、そうでない人に比べ、フレイル(虚弱)やサルコペニア(筋肉の衰え)、要介護認定、死亡のリスクが約2倍に上昇すると報告されています。
こうしたお口の機能低下は全身の健康の衰えを示すサインとも言えます。普段の生活の中でお口に異変を感じたら沼津市の歯医者 沼津歯科までお越しください。オーラルフレイルは早期発見と、検査結果に合わせた改善メニューで進行を十分に防いでいくことができます。
  • 栄養不足、偏りによる
    免疫力低下
    口腔機能が衰えると食べられる物が限られるようになり、自然と「噛みやすい・飲み込みやすい」食事ばかりになることで栄養バランスが崩れてしまうおそれがあります。また、食事を億劫に感じることで食事量が減ってしまうなど、栄養不足・偏りから心身の健康を保つ食事を十分に摂取できず、免疫力が落ち込み、病気にかかりやすい身体となってしまうのです。
  • 寝たきりや
    認知症になりやすい
    噛む力が弱くなり、沢山噛めなくなると脳にも影響します。噛むことは脳の活性化にもつながるため、咀嚼回数が減って脳の働きが鈍ることで認知機能も低下しやすくなります。
    また口腔機能が衰えると口の筋肉がうまく動かせなくなり、食事や表情に支障が生まれやすくなります。コミュニケーションに影響がでることで閉じこもりがちになってしまい、寝たきりの状態につながってしまうことも。
  • 嚥下障害による
    誤嚥リスク増加
    食べ物がうまく飲み込めない状態ですと嚥下障害になっている可能性が高いと言われています。よく食べこぼしをしてしまう、飲み込むと痛い・苦痛を覚えるといった症状もあり、誤嚥のリスクも高まります。
    嚥下機能が著しく低下している証でもあり、嚥下障害になった患者様は誤嚥性肺炎にもかかりやすくなるため、注意が必要です。
こんな症状はありませんか?
口腔機能の低下をチェック
  • 食べ物が口の中に残るようになった

  • 口の中が乾いている感じがする

  • 硬いものが食べにくく感じる

  • 気付くと食べこぼししてしまう

  • 食ベ終わるまで時間がかかる

  • 滑舌が悪くなった

  • 食事の時にむせることが増えた

  • 歯みがきしているのに口の中が汚れている

  • 薬を飲み込みにくくなった

一つでも当てはまる方は、ぜひ一度
歯科医院へお越しください!

口腔機能の検査と改善

保険適用/検査時間約30分/50歳以上の方限定

専門的な7種類の口腔機能検査
沼津市の歯医者 沼津歯科では、唾液量・咬む力・清潔度など、あらゆる口腔機能を計測するための検査専用機器を取り揃えております。検査自体は30分程度と短く、患者様のお時間を拘束しません。また検査には健康保険が適用されるため、負担する費用も1000円程度と少なく済みます。
口腔機能検査は身体に不調をきたしやすい50歳以上の方が対象となります。お早めに検査を受けて対策していくことで、遠くない未来に「かかっていたかもしれない」病気を防げるかもしれません。
いつまでも若々しく元気でいられるように、まずはお口の健康から見直してみませんか?
検査結果に合わせて
口腔機能向上プログラムを立案
  • キュア

    入れ歯や被せ物の作製と調整で噛み合わせを整える

    一般的な歯科治療(虫歯・歯周病) など

  • ケア

    正しいセルフケア指導

    口腔機能を改善するためのトレーニング指導

    食生活のアドバイス、生活習慣の見直し

歯科医院で行う7種類の
検査と改善メニュー

  • 舌苔やお口の細菌を確認

    口腔清潔検査

    舌苔(舌の上に溜まる白っぽい汚れ)の付着度、または舌背上の微生物数を測定し、その量によってお口の清潔度をはかります。

    口腔機能改善メニュー
    • 一般的な口腔ケア
    • 舌苔掃除の方法説明・指導
    • 入れ歯の管理・衛生指導
    • 自宅でできるケア指導

    舌苔は放置していると細菌が繁殖し、口臭や誤嚥性肺炎の原因にもなります。舌苔を取り除くための舌磨きの方法の他、正しいセルフケアの仕方、入れ歯を使われている方には入れ歯の衛生管理など、清潔なお口にするための指導を行います。

  • お口の水分量を量る

    口腔乾燥検査

    専門の検査機器を使用してお口の中の水分量をチェックします。検査ではガーゼを噛む方法と、検査機器を舌の上に押し当てる方法があります。

    口腔機能改善メニュー
    • 唾液腺マッサージ
    • 咀嚼回数の改善
    • 舌体操
    • 保湿剤のご案内

    唾液の分泌量が規定に達していない場合、唾液腺を刺激して分泌を促す唾液腺マッサージを日常的に行うことで改善をはかります。舌体操や咀嚼を増やすことも効果的です。また唾液を増やすための保湿剤もご案内しています。

  • 噛む力をチェック

    咬合力の検査

    感圧シートを噛み締めた時の力の大きさとお口に残った歯の数から咬合力を測定します。シートの大きさはお口のサイズに合わせて用意いたします。

    口腔機能改善メニュー
    • 噛み合わせの調整
    • 食事指導
    • 入れ歯・被せ物の作製

    入れ歯や被せ物の作製、噛み合わせの調整を行ったり、普段の食事をかみ応えのある献立に変えることで噛む力を維持・向上します。

  • 専用の機器でお口の動きを検査

    舌口唇運動機能の検査

    「パ」「タ」「カ」をそれぞれ5秒間発音することで、口唇や舌の運動機能を確認します。専用の機器を使用した検査で、1秒あたりの発音回数を算出します。

    口腔機能改善メニュー
    • パタカラ体操
    • マウスピース・吹き戻し笛での訓練
    • 人との対話やカラオケなど
    • その他お口の体操

    口輪筋トレーニングができるマウスピースや吹き戻し笛で口唇・頬の筋力を鍛えます。早口言葉や当院のスタッフが指導するお口の体操もおすすめです。カラオケや人との会話を増やすことでも筋力を向上できます。

  • 舌の運動機能を見る

    舌の力の検査

    小さなバルーンがついた器具をお口の中に入れた状態で、舌の先端部分がバルーンを押しつぶす力をはかり、舌の運動機能・舌が上あごに接触する力がどれだけあるかを確認します。

    口腔機能改善メニュー
    • 舌抵抗訓練
    • 器具を使用した舌トレーニング

    器具を使った簡単なトレーニングを1日3回3セット行うことで舌を鍛えて、食べ物を噛み砕く・飲み込む機能を整えます。当院のスタッフの指導のもと、トレーニングを継続することで筋力を段階的に上げていきます。

  • 咀嚼力を調べる

    咀嚼機能の検査

    グミゼリーをよく噛んだあと、少量の水と一緒に吐き戻し、お水の中に含まれるブドウ糖の量を計測することで咀嚼機能が低下しているかどうかを確認します。

    口腔機能改善メニュー
    • 一般的な歯科治療
    • 食事指導
    • ガムを使ったトレーニング

    虫歯・歯周病に罹っている、歯が欠けているなどの場合は歯科治療を行います。それ以外にもガムを噛んで咀嚼機能を鍛えるトレーニングや、噛む回数を増やすための食べ方指導を行います。

  • 飲み込み機能を把握する

    飲み込む機能の検査

    日常生活での「飲み込み」に関するアンケートにお答えいただきます。設問の点数によって嚥下機能の低下を判断します。

    口腔機能改善メニュー
    • シャキア訓練
    • 嚥下おでこ訓練

    喉をしっかり動かせるように、簡単なトレーニングで飲み込む力を鍛えていきます。当院のスタッフが体操方法や取り組み方を指南していきます。

加齢によって起こりやすい口腔機能低下症ですが、
検査と検査結果に合わせた治療プログラムによって改善できますので、
「年だから・病気だから」で終わらせずに、ささいな変化でも
一度沼津駅近くの歯医者 沼津歯科までお越しください。

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